
みなさん、3月22日(日)の夜は眠れましたか?
マロディーは
夜しか眠れませんでした。
しっかりと、寝てしまったのですが、
TBS日曜劇場版『テセウスの船」最終回はしっかりと見て、
興奮してしまいました。
テレビを見ながら久しぶりに
「えー」「なんでー」と叫びました。
原作版である、東元俊哉さんの「テセウスの船」
(講談社/モーニングKC)のラストを知っていたので、ある程度落ち着いて見ていましたが、ドラマの後半では、
大どんでん返しが・・・。
思わず叫んで、
ものすごく妻に白い目で見られました。
でも、それくらい原作である漫画版と
今回のTBS「日曜劇場版」とっても楽しめました。
キャストも豪華で、
主人公である「田村心」役を竹内涼真、
その他にも榮倉奈々、安藤政信、
特別出演に上野樹里なども登場しました。
個人的には、
久しぶりにユースケ・サンタマリアさんが
ドラマで活躍するところを見られたのが満足です。
最初の方は原作の漫画であらすじを知っているためか、興味半分で見ていましたが、次第に実写ドラマのよる魅力にハマり、
あっという間に最終回
今回は原作である漫画とドラマの違いに焦点を当てて
最終回の感想をまとめたいと思います。
ネタバレ注意
記事の内容には、ドラマの結末部分に関する記載があるため、結末をまだご覧になっていない方、結末を知りたくない方は後半部分にジャンプしてください。
もくじ
1.「テセウスの船」原作の漫画版と異なった点
原作では犯人は「加藤ミキオ」です。
そして、共犯者は、
心が2回目にタイムスリップしたタイミングで一緒に過去にやってきていた、
大人になった「ミキオ」
(未来では木村サツキの養子となり、「木村ミキオ」)
この大人になった「ミキオ」は子供の「ミキオ」の叔父である加藤信也と名乗りり、加藤ミキオの犯行に協力するのです。
そして、過去と未来の「ミキオ」がとる犯行の根本的な理由は、
佐野鈴のヒーローになること。
しかし、未来の鈴は、父親が殺人犯になったことにより、家族と共に不幸な人生を歩むことに。
その未来を変えたいと考えた「大人になったミキオ」は、子供のミキオに対して、叔父として接触し、子供の「ミキオ」が計画した犯罪では、佐野鈴(未来の田村鈴)が幸せになれないことを告げます。
そして、新しい犯行計画では、佐野文吾と田村心を殺害し、大人の「ミキオ」が罪を被って自殺して、子供の「ミキオ」が佐野鈴にとってのヒーローになるというものでした。
漫画版の最終巻では、「大人のミキオ」(木村ミキオ)が佐野文吾に襲い掛かった際に、その身代わりとなって田村心が刺され、命を落とします。
そして、木村ミキオは佐野文吾に再び襲い掛かったところ、文吾の拳銃により、死亡します。
「子供のミキオ」は、平成の殺人鬼「少年A」として、少年院に入り、出院後の東京での生活は詳しくは描かれていません。
ドラマ版の最終回では、登場人物に変化がありました。
未来からやってきた木村ミキオは存在しませんでした。
代わりに、「子供のミキオ」の共犯となったのは、
田中正志(霜降り明星・せいや)でした。
この田中正志が「子供のミキオ」に協力したのは、
佐野文吾に対する恨みからでした。
そして、田中正志がそれほどまでの深い恨みを持つ原因となった事件は、作中の平成元年よりもさらに、遡ること12年に起った事件でした。
その事件は、音臼村祭りで出されたキノコ鍋に、誤って毒キノコが混入されたというものであり、その犯人が田中正志の母親だったのです。
そして、田中正志の母親を逮捕した警察官がまさしく、佐野文吾であり、これが原因で、田中正志は佐野文吾を恨むようになったのです。
真犯人として登場した田中正志ですが、佐野文吾との取っ組み合いの末、自殺しようとしたところを田村心に止められます。
結局、田中正志は自殺に失敗し、逮捕されましたが、この時、田中正志の自殺を止めようとした心は誤って刺され、佐野文吾に抱き抱えられる中、息を絶えました。
2.「テセウスの船」ドラマ版の最終回の感想

えー、えーっ

テレビ見て騒ぐな
過去にタイムスリップさせるよ(意味不明)
クライマックスでは
えーって、えーって何度も叫びました。
何がそんなに驚いたかって、共犯者として田中正志が出てきたこと?ではなく、実はクライマックス終了後の20数年後の佐野家の姿でした。
そこに映っていたのは、
佐野家の長男慎吾(ハライチの澤部)でした。
長男本当に血が繋がってるのかな?
子役の役者さん(番家天嵩)とだいぶ違い気がする。
真犯人については、確かにびっくりしましたが、個人的にはちょっと無理やりな感じもしました。
もともと冤罪を訴えたは警察官の文吾を立件するにあたって、文吾に個人的に恨みを持つ人物も操作リストに上がるはず。
12年前にキノコ鍋事件があって、犯人として検挙された人物の関係者として、早期から田中正志も捜査リストに入っていそうですが、心の妻の記したノートにも何も書かれていなかったなど、不自然な部分も感じました。
霜降り明星・せいやの演技力の高さにも驚きました。
ドラマ視聴後の口コミなどでも、彼の演技力に驚いたという声も多く聞かれました。お笑い芸人の方たちの演技力って凄いんですね。
3.「テセウスの船」に続編はあるのか?映画化?
続編はあるのか?
個人的には、続編はあると思っています。(全くのカン)
でも、そう思えた理由は少しだけあります。(はずれてたらゴメンなさい)
視聴率も最終回平均視聴率19.6%、全話平均視聴率も13.4%で今季のドラマトップの記録でした。
視聴率が高かったということで、続編や映画化されたケースは過去にもいくつかあります。
特に、ドラマや映画の人気が低迷する時代において、ヒット作ほど続編などで、長く使われる傾向にあります。
続編が期待できる理由として、ドラマでは説明がされていない部分が残っていることが挙げられます。
また、内容的にも映画化は可能なのではないでしょうか?
もともと、過去にタイムスリップして始まった世界なので、パラレルワールやスピンオフ作品なども作りやすい考えられます。
今回のドラマの出演者が豪華だという点です。
有名キャストのスケジュールを抑えるのは非常に困難と言われているので、同じメンバーを映画やドラマの撮影のために集めるのは、ハードルが高いと言えます。
改変された現代の「心」は、ドラマの中で活躍した「心」とは、違う経験(普通の生活)をしているため、その後を描く可能性は低いように思えます。
あるとしたら、過去の心が亡くなってから、現代までの20数年間やキノコ鍋事件あたりでしょうか。
まとめ:マロディーの感想
個人的には長男の慎吾(ハライチの澤部)のスピンオフ作品も是非作って欲しいところですが、綺麗にまとまった本作は、あえてこのままでも良いのかもしれません。
いろいろな可能性を想像できるくらいが丁度良い時もあると思います。
もちろん、続編や映画化の話があったときは、いち早く皆さんに情報をお届けしたいと思います。
最後まで読んでいただいて有難うございます。
おわり
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