こんにちは
マロディーです
今日は軍事戦略のお話です。
もくじ
企業経営者や個人事業主、副業を考えている初心者に向けて、軍事戦略を使って経営戦略を解説
できるのか・・・・・?
企業を経営されている方
副業を始めている方
これからフリーランスとして働こうとうとしている方
ビジネスを始めようという初心者の方にぜひ読んでいただきたい内容です。
ただいまより、軍事戦略の研究成果を元に、
経営や個人も目標管理に役に立つような内容を情報発信します
むずかいしい話は嫌いだにゃ
猫は聞かんでええよ
猫でもわかるように説明するなら聞いてやる🐾
今回は会社などの経営者、個人事業主、フリーで働きたいと考えている方々に共通のお話
ビジネスの世界でもよく聞く「戦略」について、少し詳しくなって
みなさんのビジネスライフのお悩みを解決したいと思います。
軍事戦略と聞いてアレルギーがでる人もちょっとだけお話しに付き合ってください。
軍事戦略って怖い・・・
こんにちは。
教授の話は難しそうなので、私が代わりに話をします。
確かに、戦争をするための知識みたいで怖いよね。
でも、軍事戦略そのものは、戦争で勝つためのアカデミックな学問でもあるんだよ。
え、そうなの?軍人さんがやるものじゃないの?
確かに、どの国も軍人さんが中心となって学んでいるけど、大学や経営学を学ぶ人達の中にも、軍事戦略を学ぶ人たちがいるんだよ。
へー、軍事戦略は軍人さんだけのものじゃないんだ。
その通り、巷で聞く「経営戦略」とか「マーケティング戦略」など「戦略」って言葉が使われているよね。
確かに、「戦略」って言葉も、ビジネスの世界でも耳にするけど。「戦術」って言葉もよく気がする。同じ意味の言葉なの?
確かに、どちらも軍事用語なんだけど、それぞれ別の意味の言葉だよ。今日は、その辺の違いから説明するね。
はーい、お願いします。
(教授出てくる必要なかったのでは・・。)
軍事戦略が使われる「戦争」とは?
戦争という現象は
人が行うもっとも破壊的な行為です。
一般的には、国と国同士が軍事力を使って、相手の国を打ち負かすこと。
自分の意志を力づくて相手に強要する行為です。
- 相手を如何に弱くして
- 自分を如何に強くするか
これが、戦争の本質的な部分です。
みなさんは、クラウゼヴィッツという戦略家はご存知ですか?
プロイセン王国(昔のドイツあたり)がフランスのナポレオンと戦っていた頃のの軍人さんで、本名はカール・フォン・クラウゼヴィッツと言います。
彼は、プロイセンやロシアの軍人として戦争に参加し、長年に渡って軍事の研究をした戦略家です。
有名な著書に「戦争論」という本があります。
実は、この本軍事戦略を語る上で、非常に有名な本なのです。
この本は、クラウゼヴィッツが亡くなった後に、彼の奥さんが出版したものです。
実際には、未完成の書物とも言われています。
というのも、彼は戦争論を最後まで書き上げたのですが、長い研究期間の間に、内容を修正する必要があると感じていました。
そして、その修正作業の道半ばで、戦役に参加中に体調不良で亡くなりました。
彼の奥さんも、未完成なのはわかっていましたが、生活苦のために
1500部ほどを印刷して出版しました。
ちなみに、売り切るまでに約20年ほどかかったそうです。
そのような本の内容が今でも軍事戦略の世界で参考にされているには理由があります。
それは、彼の著書が戦争の本質的な部分を的確に表現しているからです。
その本質とは
「戦争は政治の目標を達成するための、一手段である。」「戦争は政治の延長である。」という内容です。
また、彼は戦争を「戦略」「作戦術」「戦術」の3つの次元に分けることができると考えました。
これによって、戦争を詳しく理解できるようになったのです。
では、一緒に見てみましょう。
戦争の次元(Levels of War)
これは、当時という現象を理解する上で、非常に画期的でした。
つまり、戦争はとは国の政治的目標を達成するための一手段であり、
その戦争は規模に応じて3つの次元に分かれていると言う考えです。
図で表すとこのようになります。
後の世の戦略家であるリデルハートはさらに国家の政策の部分や外交、経済も含めた部分を加えて、「大戦略」と呼称したりしています。
一般的な戦略の上位概念を含めると、国家戦略、安全保障戦略、軍事戦略(作戦術、戦術を含む)と言う順になります。
これを企業経営に応用すると、このような図に表すことができます。
図2にある通り、
大企業などの、経営理念などは国家戦略の部分に当てはまり
どんな経済活動を行って社会に貢献したいかなどの
概念的なもので
例えば、化粧品フェ有名なカネボウの経営理念、HP上では使命と表現されていますが
「美しさの先に、笑顔を」
これは、「化粧品を使って人を美しくすることによって、人々を幸せにしたい」と言う経営理念だそうです。
では、ライバル会社の企業理念の資生堂をみて見ましょう。
資生堂「ビューティーイノベーションでより良い世界を」
これが、それぞれの製品の違いにも出てきて
カネボウは年齢や肌質に合わせた幅広い化粧品をラインナップすることを重視するのに対し、
資生堂はアンチエイジングなどを目的とした革新的な商品を重視しています。
このように、企業理念とは最終的な商品という形にまで影響を及ぼすものなのです。
これは、国家戦略や軍事戦略も同じです。
例えば、私たちの住む日本という国は、平和憲法のもと他国を侵略するための軍隊を持たないと明記しています。
このため、外交や経済活動を主体に国作りを行っており、軍事的な組織である自衛隊も外敵から国を守るための組織として整備されています。
このことは、自衛隊の戦い方や装備品にも反映され、長距離を飛行して相手の国を攻撃する爆撃機やミサイルを持たない理由となっています。
戦略は、組織の上から順に、現場レベルにまで反映されるのです。
少し「戦略」のイメージが少しわかってきましたか?
今日における戦略の一般的解釈
『政策の諸問題を達成するために知性ある敵に対して軍事力を行使すること』
などがありますが、そもそも戦略研究の世界でも、カオスな状態なので、詳しい説明は省略します。
その辺を話し出したら、学会レベルの資料になってしまうので、おそらくブログ見に来てくれた人の99%は離脱すると思います。
呼んだかのう?
まとめると、戦略とは、国や組織(または個人)が目的の実現のために、どのように軍事力などを行使するのかという考え方です。
そして、その戦略によってどのような状態にしたいかが、戦略の目標となります。
先ほどのカネボウの例で表すと、戦略目標はユーザーを綺麗にして笑顔(幸せ)にした状態が目標を達成した状態なのです。
そして、大切なのが今の部分です。
つまり、企業はこの戦略目標を目指すためなら、さまざまな方法をアプローチとることができます。
逆にいうと、この理念は非常に大切で、むやみに変えるものではありません。
でも、時代によって企業でやっていることは変わっているよね?
流石ですね。企業は毎年のように事業を見直し、必要に応じて事業の内容を修正していくことが一般的でしょう。
実は、それって、軍事の世界では、作戦や戦術の次元のお話なのです。
作戦・戦術の次元についてのお話は
次回に続きます。
終わり
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