【解説】軍事戦略から経営戦略をヨム(その2)企業経営 副業 個人事業の参考

軍人

こんにちは。

マロディーです。

安全保障の研究をやっていた経験を元に経営について考察しています。

企業経営者や個人事業主、副業を考えている初心者に向けて、軍事戦略を使って経営戦略を解説

皆さんの周りで

またはみなさん自身がビジネスを始める時

ビジネスモデルの目標設定に悩んだり

フリーランスで働くことが目的で

どの分野で始めたらいいかと迷ったりしたことはありませんか?

失敗した人の話などを聞くと

その原因の多くが、ビジネスモデルおいて

それぞれの階層における目標が不明確であったり

軍事戦略と経営戦略の関係図
  • 事業の継続性(資源の循環)が欠けている。
  • 状況に応じた事業展開(変更)ができていいない。

ことが原因だとされています。

今回の投稿は

企業を経営されている方

副業を考えている方

これから独立しようとしている方に

経営に関する初心者の方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

ここでご紹介する内容には、

  • 商品が売れる方法
  • 集客率アップの方法
  • 月に20万稼げる方法

といった、収益を獲得するための、最終的な行動について記載するものではありません。

そういった、具体的な行動をする前の段階の

目標設定についての解説です。

そして、その解説には安全保障の分野から軍事戦略を使って説明します。

軍事戦略は戦争という事象の目的を達成するためのものです。

「戦争」とは、「政治の延長」という前提に基づくと

軍事戦略とは、「政策の延長である戦争」の目的を達成するための道筋を描く行為です。

そして、企業等の経営においても

  • 企業理念に沿って     (戦略目業)
  • 利益を上げる事業の設定  (作 戦)
  • 具体的に利益を上げる行動 (戦 術)

という形で適用することができます。

戦争の次元とは

前回のおさらいです。(特に必要のない方は飛ばしてください。)

【解説】軍事戦略から経営戦略をヨム(その1)企業経営 副業 個人事業の参考

戦争という行為を理解するために

3つの次元に分けて区分します。

一般的には

戦略次元(strategic level)

「国家の目標を達成るために国の様々な力を統合的に運用するための概念」

作戦次元(operational level)

「戦略と戦術の中間の位置に存在し、連関させる概念」

戦術次元(tactical level)

「指揮官が様々な戦闘力を使って戦闘の勝利に転換する術」

図に表すとこの通り

戦争の3次元

冒頭でも載せましたが、企業の経営と合わせるとこの通り

軍事戦略と経営戦略の関係図

軍事の分野では、この次元(分け方)について

「それらのレベルにの間には境界線は存在しないが、(この概念を用いることで)指揮官は作戦の采配に関する論理的な説明や資源の配分、適切な指揮階層への任務の付与を用にする。」

と考えています。

前回の記事では、戦略の次元の解説をしたので

今回は「戦術」の解説をします。

軍事戦略における戦術とは

「戦術」は軍事の分野では「戦闘」で勝利するための技術です。

軍事戦略における戦術について

国と国の戦争を例にすると

対象とする国の軍隊を構成する要素

相手国の兵器や兵員を破壊、減殺、機能を停止させるための行動です。

そして、行動のためには様ざまな分析を行っって

  • 自分の部隊がやらなければならないことを分析
  • 戦場となる地形や気象による影響を分析
  • 敵の部隊の能力や何をしようとしているかを分析
  • 自分たちの部隊の能力を分析
  • その他、民間人への影響や法律上の影響を分析

どのような戦術行動をとるべきかをアウトプットとして明らかにします。

戦術を簡単にまとめると

軍事における戦術は

戦術でアウトプットする要素は、以下のリストでまとめることができます。

  • い つ      (昼間、夜間、季節など)
  • どこに      (陸上、海上、海中、空、山、森林、積雪地など)
  • どれだけの兵力  (戦車、歩兵、大砲、航空機など)
  • どんな配置    (横隊、縦隊、密集、分散)
  • どのような行動  (攻撃・防御・撤退)

戦術を経営戦略に当てはめるには?

一例ですが、スーパーなどの小売業に軍事戦略における「戦術」を当てはめる場合は

「戦術」を「売るための方法」

「戦闘」を「販売」という言葉に置き換えてイメージしてください。

具体例は次の通りになります。

戦術を経営に当てはめる(具体例)

事例① スーパーでお魚を売る

先ほどのスーパーの魚の販売に例えると

  • い つ      いつ商品を陳列をするか
  • どこで      どの場所(入り口の近く、特設コーナー)に置くか
  • どの商品     魚の種類、量、お刺身、煮魚、焼き魚
  • どのような配置  ディスプレイの方法
  • どのような行動  陳列販売、試食販売、値引販売

事例② Twitterでの情報発信を戦術で見ると

Twitterで情報発信することを戦術のアウトプットに当てはめると

  • い つ    朝・夕の通勤時間帯、仕事終わりの時間
  • どこで    タグづけ、ジャンルわけ
  • どんな情報  トレンド、ニュース、特定のペルソナに
  • 投稿先    影響力のある人のツイートにコメントするか
  • 媒 体    ツイート、ノート、ブログURL添付 

このように整理することができます。

実際の戦術は、その時の状況(市場)に応じて、時間や場所、媒体を変化させます。

状況に合わせて戦術行動を適切に選択するのは、プロのプロたる所以です。

正直、分析とそのための情報収集が非常に大切です。

情報収集状況の分析は別の記事で書くことにします。

ここでは、概念だけを見るために、「戦略」と「戦術」の中間である

「作戦」について解説します。

長くなったので

続きは別の記事に投稿します。

おわり

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2 COMMENTS

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